平成29年8月8日読売新聞
「いじめ受けた」メモ、中3が校舎から転落死亡

 広島市佐伯区の市立中学校で7月、3年の女子生徒が学校でいじめを受けていたという内容のメモを残して校舎から転落し、死亡していたことが関係者への取材でわかった。
 同市教委は、いじめの有無を調べる第三者委員会の設置を検討している。
 女子生徒は7月24日朝、校舎前の駐車場で倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡した。校舎4階には生徒のかばんが残されていた。関係者によると、自宅から生徒のものとみられるメモが見つかり、いじめを受けたり、からかわれたりしていたとの趣旨の文言が記されていたという。広島県警は、生徒が飛び降り自殺した可能性があるとみている。
 同校は、生徒の遺族から「いじめが原因ではないか」などと指摘を受け、教諭への聞き取りを実施。授業中や休憩時間に生徒への悪口やからかいが7件あったが、「教諭が注意して解決したと認識していた」としている。今後、同級生らへの聞き取りを行うという。

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