平成29年12月1日京都新聞

滋賀・守山の中2自殺か 学校で発見、いじめ調査へ

滋賀県守山市立の中学校の敷地内で30日未明、この学校に通う2年の男子生徒(14)が亡くなっていたことが、市教育委員会への取材で分かった。市教委は自殺の可能性が高いとして第三者委員会を立ち上げ、校内でいじめなどのトラブルがなかったか調べる方針。

市教委によると、午前2時半ごろ、行方を捜していた教員が倒れている生徒を見つけ、119番した。現場で死亡が確認された。敷地内には一部が改修工事中の4階建て校舎と2階建ての仮設校舎、体育館などがある。これまでに学校で定期的に実施しているアンケートでいじめは確認していないという。

同中は30日は休校措置をとり、午後7時から保護者向けの説明会を開いた。1日に全校集会を開いて在校生に説明する。

市教委は学識経験者や弁護士などでつくる第三者委員会を立ち上げ、原因究明と再発防止策を検討する。田代弥三平教育長は「二度とこのようなことが起こらないよう、家庭、地域と連携し、万全を尽くして取り組む」とコメントした。

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