平成30年9月7日朝日新聞西部本社版

高校男子バレー部員、父「顧問指導で自殺」 校長は関連否定 岩手

岩手県の県立高校3年の男子生徒(当時17)が7月、自宅で自殺した。生徒は男性教諭(41)が顧問を務めるバレーボール部に所属。部活の悩みなどを記したメモを残しており、父親は「顧問の指導が自殺につながった」と主張している。

男子生徒は7月3日朝、自室で亡くなっているのを家族が見つけた。自室に残されたメモには「ミスをしたら一番怒られ、必要ないと、使えないと言われました」などと記されていた。

県教委が部員に聞き取ったところ、顧問がボールを男子生徒の顔面付近にあてたり「そんなんだから、いつまでも小学生だ」と発言したりしていたといい、遺族は顧問の指導が自殺につながったと主張している。

顧問も一部行為については認めているが、指導の行き過ぎを否定。高校の校長は「将来への不安が自殺につながったと思う」と述べ、自殺との関連を否定している。県教委は第三者委員会を設置し、調査する方針。

この顧問は前任の高校のバレーボール部で過剰な指導があったとして、元部員が顧問や県を提訴。盛岡地裁は一部で不法行為があったと認め、慰謝料などの支払いを命じた。訴訟は仙台高裁で係争中。(加茂謙吾)

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