平成28年6月8日 河北新報

<仙台・中2自殺>第三者委、月内終了の方針

 

  仙台市泉区の市立中2年の男子生徒=当時(14)=が2月に自殺した問題で、市教委第三者委員会のいじめ問題専門委員会は7日、6月初めに生徒への聞き取り調査を開始したことを明らかにし、同月中に調査を終える方針を示した。
 専門委は5月、市教委が2~3月に実施した全校生徒アンケートで男子生徒と近い関係にあると判断した
生徒約60人に対し、聞き取り調査への協力依頼文書を生徒の家庭に郵送。協力の意向を示した生徒約30人に保護者同伴で実施する。
 非公開の会合後、委員長の本図愛実宮城教育大教職大学院教授は「7月をめどに教職員や遺族にも
聞き取りしたい」と話した。4月上旬に市教委が専門委に調査を諮問した直後、遺族や男子生徒と近い関係にあった教職員に聞き取りを実施したことも明らかにした。

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