平成28年2月24日NHK神戸放送局

いじめで不適切対応 教諭処分

姫路市の中学校の教諭が、いじめを受けて胸の骨を折る大けがをした生徒について、「病院では階段から落ちたことにしておけ」とうその説明をするよう指示していたなどとして、停職6か月の懲戒処分となりました。 懲戒処分を受けたのは、姫路市内の中学校に勤める58歳の男性教諭です。 県教育委員会によりますと、この教諭が顧問を務めていた部活動では、去年7月の練習中、顔にあざができた1年生の男子生徒が上級生2人から殴る蹴るの暴行を受けたと話したということです。 生徒は、診断の結果、胸を骨折する大けがでしたが、病院に連れて行かれる前に教諭は、「病院には階段から転んだことにしておけ」とうその説明をするよう指示していたということです。 その後、ほかにも1年生2人が暴行を受けたことがわかり、学校はいじめと認定し、いじめを行った上級生を部活動の大会に出場させないよう教諭に指示しましたが、教諭は従わず、出場させたということです。 教諭は、「病院に言うと警察に通報されるなど話がややこしくなると思った。また、いじめをした上級生は主力選手の1人だったため、迷いがあったが大会に出場させた」と話しているということです。 県教育委員会は、「いじめが起きたらすぐ対応することが子どもを守るためにも重要で、医師に虚偽の説明をさせるなど不適切な行動をとったのは大きな問題だ」として、教諭を停職6か月の懲戒処分にしました。

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2023120261.html?t=1456289232982

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