平成29年9月10日朝日新聞
いじめ・学校での事故を調査研究 遺族ら団体設立、情報提供めざす
いじめなどで自殺した子どもの遺族らが、子どもの命や人権にかかわる問題を調査、研究する一般社団法人「ここから未来」を設立し、9日に東京都内で設立記念シンポジウムを開いた。年4回の機関誌やブックレットの発行、講演会などを通じ、いじめや学校での事故、虐待などが起きたときに本人や保護者はどうすればいいかなどについて情報を提供する。
代表理事は「『指導死』親の会」共同代表の大貫隆志さん(60)。大貫さんは「学校とどんなふうに交渉していけばうまくいくのかなどのノウハウを広く届けたい」と話した。今後、調査組織の作り方などを発信していく。
(片山健志)