平成30年10月9日NHK

いじめ自殺 責任取るよう求める遺族に元校長「仕事続ける」

おととし新潟県で学校にいじめを相談していた男子高校生が自殺した問題で、当時の校長が遺族に学校の不適切な対応を謝罪しました。

おととし新潟県立新潟工業高校1年の男子生徒が自殺し、県教育委員会の第三者委員会は、自殺の根本的原因が学校の対応にあるとする報告書をまとめ、学校が開くべきだったいじめに対応する委員会を校長が招集しなかった、などと指摘しています。 これを受けて当時の校長が8日、遺族の自宅を訪れ、仏壇に手を合わせたあと、父親の佐々木正さんに「学校の体制の甘さが招いた結果について深く反省しました」と謝罪しました。 これに対し佐々木さんは「息子の自殺にも苦しめられ、学校側の態度にも苦しめられた」と訴え、元校長に学校の不適切な対応に対する責任を取るよう求めました。 謝罪のあと元校長はいじめに対応する委員会を開かなかったことについて「自殺した生徒がもうこれでいいと言ったのでそのままにしていた」と話しました。 また自身の責任については、現在大学で教員を養成している立場から「再発防止にできることを今の仕事でやっていきたい」と話しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181009/k10011663881000.html

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