【1月6日付 共同通信】

長崎県新上五島町で2014年1月、自殺した町立奈良尾3年の松竹景虎君=当時(15)=について、町が設置した第三者委員会は6日、「生徒は過酷ないじめを受け続け、それが原因で自殺した」との調査報告書をまとめた。
報告書によると、松竹君は複数の生徒から「出しゃばっている」「死ねばいいのに」などと言われ続け、筆箱を何度も床に落とされたり、ひっくり返されたりした。クラス内で孤立感を深め、13年10月ごろ、自殺の準備を始めた。
報告書は、いじめの予防や遺族への対応面で「学校に反省すべき点が多々ある」と指摘し、他にも相当深刻ないじめが数件あったとも明らかにした。
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【NHK】

長崎 中3男子自殺 第三者委「いじめが原因」

おととし、長崎県新上五島町で自殺した、中学3年の男子生徒について、町が設けた第三者委員会は、いじめが原因で自殺したとする報告書をまとめました。
おととし1月、長崎県新上五島町で、中学3年生の松竹景虎さんが首をつって自殺しました。
町の教育委員会は、いじめがあったことを認めた一方で、「自殺の原因とは断定できない」とし、町が設けた弁護士や学識経験者から成る第三者委員会が調査を続け、6日に報告書がまとまりました。
報告書では、男子生徒が3年生の1学期から、ほかの生徒から「死ね」と言われるなどのいじめを受けていたとしてます。
そのうえで「過酷ないじめを受け続け、生きている価値はないと思うほど追い詰められたことが原因で自殺した」と、いじめが原因で自殺したと結論づけています。
男子生徒の両親は「今まで分からなかったことが明らかになりました。私たちに起きた悲劇が二度と起きないように、町、県、教育委員会には真摯に取り組んでいただきたい」というコメントを出しました。

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