川西高2生いじめ自殺訴訟 神戸地裁判決が確定

  兵庫県川西市の県立高校2年の男子生徒=当時(17)=の自殺を巡る損害賠償訴訟で、元同級生3人と県に計210万円の支払いを命じた神戸地裁判決が15日、確定した。

控訴しないことを表明していた原告側の両親と県に続き、元同級生3人も期限の14日までに控訴しなかった。

 生徒は2012年9月に自宅で自殺。3月30日の神戸地裁判決は、生徒を「ムシ」と呼ぶなどした元同級生3人の行為をいじめと認定し、担任教諭らの安全配慮義務違反を指摘した。だが、自殺の予見は難しかったとして、賠償責任は生徒が受けた精神的苦痛にとどまるとしていた。

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