旭川中2死亡 「基本方針に準じ対応」 市教委、当時いじめと認知せず

2021年5月14日付北海道新聞

 【旭川】旭川市内の公園で3月に遺体で見つかった当時中学2年の女子生徒について、旭川市教委は14日の市議会経済文教常任委員会で、女子生徒がいじめを受けた疑いがある2019年に関係する生徒らに聞き取り調査を行うなど、市のいじめ防止基本方針に準じ「いじめ発生時と同様に対応した」ことを明らかにした。

 市教委によると、女子生徒は19年6月、他の生徒らとトラブルになった後、自ら川に入る行為があり、学校などが女子生徒本人や関係する児童、生徒に経緯や当時の状況などを聞き取った。ただ、「いじめを認知するまでには至らなかった」という。

 女子生徒を巡っては、週刊文春の電子版「文春オンライン」が今年4月に「いじめを受けていた」と報道。市教委はいじめで重大な被害を受けた疑いがある「重大事態」と認定し、あらためて市の第三者委員会で調査すると決めた。

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