平成28年12月17日 中国新聞社
府中町の府中緑ヶ丘中で、誤った万引記録に基づく進路指導後に3年男子生徒=当時(15)=が自殺して1年となった8日、臨時の全校集会があった。
集会は非公開。町教委によると、全校生徒と教職員計600人余りが出席。生徒を悼んで黙とうした後、谷川清二校長が「生徒に寄り添った指導に真剣に取り組んでいく」などと決意を述べ、教頭、生徒指導主事、進路指導主事も思いを話したという。同校は、毎年この日を「教職員が自らの姿勢をふりかえる日」に定めた。
同校はこの日、ほぼ全教職員の34人が決意を記した学校だよりを生徒に配布し、ホームページにも掲載。「命を預かる仕事という意識を持つ」 「生徒とともに活動し汗を流す」などと記されている。
また、同日午後、佐藤信治町長と高杉良知教育長は生徒宅を訪問した。(田中仲武)