平成29年1月19日付朝日新聞千葉版
竹刀で女子生徒の頭たたきけが 千葉の中学教諭を停職
千葉県鴨川市の市立中学校の男性教諭(39)が、顧問を務める剣道部の女子生徒の頭を竹刀でたたくなどして、けがを負わせていたことがわかった。県教育委員会は18日、この教諭を停職6カ月の懲戒処分に、体罰を防げなかったとして同校の男性校長(58)を戒告の懲戒処分にし、発表した。
県教委によると、教諭は昨年11月、防具をつけていない2年生の女子生徒の頭を竹刀で少なくとも5、6回たたいたほか、のどもとを突くなどした。生徒は首や腰などにけがをし、33日間入院した。教諭は、生徒の集中力が欠けているように見えて「カッとなった」と話しているという。
生徒の保護者が鴨川署に被害届を提出。教諭は傷害罪で略式起訴され、罰金50万円の略式命令を受けた。
教諭は、2014年4月~昨年10月にも複数の生徒を竹刀でたたくなど体罰を繰り返していたという。