【9月21日付 河北新報】
自殺した男子生徒が通っていた中学校近くの公園に置かれた献花台=21日午後5時ごろ、仙台市内
仙台市立中1年の男子生徒=当時(12)=が昨年9月下旬、いじめを苦に自殺した問題で、男子生徒が
通っていた中学校近くの公園に21日までに献花台が置かれた。設置者は不明だが、台上には追悼の花束が
手向けられていた。
献花台には花束やお菓子、ノートなどが置かれている。ノートには「守ってあげられなくごめんね」「安らかにねむってください」など、自殺した男子生徒に向けたとみられるメッセージが書かれている。
近所の男性(63)は21日午前8時半ごろに献花台があるのを確認した。関連ははっきりしないが、インターネット上の掲示板に同日早朝、「献花台を設置した」との匿名の書き込みがあった。献花台の設置を受け、公園を管理する市区役所の担当課は同日、不法占有に当たるとして、台のそばに撤去を求める張り紙を掲げた。