平成28年2月17日河北新報

<天童いじめ自殺>市と遺族側 協議開始へ

天童一中1年の女子生徒=当時(12)=が2014年1月にいじめを苦に自殺した問題で、山形県天童市の山本信治市長は16日、遺族側と今後の対応に関し協議を始める方向で合意したことを明らかにした。双方の代理人が進める予定。定例記者会見で説明した。  山本市長は生徒が亡くなって丸2年となった1月7日、遺族に「要望があれば伺いたい」と協議を直接打診していた。記者会見では「まずは気持ち、考え方を丁寧に聞きたい。その上で私の考えも含めて話し合いをしていく」と述べた。  打診した理由については「(報道などから)遺族が望んでいるのであれば避けるべきでないし、必要だと思った」と語った。  遺族側は、市と教師らの責任の明確化、再発防止策の具体的提示、賠償などを求め、天童市を相手にした損害賠償請求訴訟を検討する一方で、市側との交渉も視野に入れていた。

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