2022年12月2日付北海道新聞
旭川いじめ問題 当時の在籍校で生徒向け説明会 校長が陳謝
旭川市内の公園で昨年凍死した中学2年の広瀬爽彩さん=当時(14)=へのいじめ問題で、広瀬さんが当時在籍していた中学校は1日、全校生徒を対象とした説明会を開き、校長がこの間の対応を陳謝した。市教委の第三者委が最終報告書をまとめたことに伴い実施した。
複数の関係者によると、全校生徒約230人を対象に約10分間行われた。冒頭に校長が「学校の対応が間違っていた」と頭を下げた。
再発防止策として、学校側がスクールカウンセラーや警察と協力態勢を構築し、生徒が悩みやトラブルの相談をしやすい環境をつくると説明。事件の概要についての説明はなかった。
終了後、学校側が生徒にアンケートを配り感想の記入を求めた。不明な点があれば、さらに説明するとしたという。
学校側は「生徒に説明した内容は答えられない」と話している。(山口真理絵、綱島康之)