平成28年2月27日付岩手日報
暴行の疑い、同級生書類送検 矢巾・中2いじめ自殺
矢巾町の中学2年の男子生徒が昨年7月、いじめを苦に自殺した問題で、県警は26日、告訴された同級生の少年4人のうち当時14歳の1人を暴行の疑いで盛岡地検に書類送検した。
残る3人のうち、当時13歳の1人も児童相談所(児相)に通告。胸ぐらをつかむなど計3件の行為について暴行の疑いがあったとし、7カ月余りに及んだ捜査は終結した。
午前9時半ごろ、紫波署員2人が捜査書類が入っているとみられる段ボール箱2個などを車両に積み込んで紫波町の同署を出発し、盛岡市の盛岡地検に運んだ。同署は同日午前、男子生徒の父親(41)に捜査結果などを説明した。
父親や捜査関係者によると、14歳の少年の書類送検容疑は、校内で男子生徒の胸ぐらをつかんだり、背後から殴打する2件の暴力行為をした疑い。
児相通告となった13歳の少年は、机の上に男子生徒の頭をたたきつけた疑い。
残る当時13歳の2人は暴行などの容疑に当たる事実がなかったと判断した。