平成28年7月13日 河北新報
<矢巾中2自殺>暴行の同級生 少年審判開始
岩手県矢巾町の中学2年村松亮さん=当時(13)=が昨年7月、いじめを苦に自殺した問題で、盛岡家裁は12日までに、暴行の疑いで送致された同級生の少年=同(14)=の少年審判開始を決めた。6日付。
家裁によると、審判は非公開で裁判官3人による合議で行われる。裁判官が少年や保護者への質問を通じて非行の有無や成育歴を調査し、少年院送致や検察官送致(逆送)といった処分を決める。
送致容疑は昨年6~7月、校内で複数回にわたり村松さんを暴行した疑い。村松さんは担任とやりとりした生活記録ノートに、いじめの訴えや自殺をほのめかす記述を残し、昨年7月5日、同町のJR矢幅駅で列車にひかれて死亡した。