平成28年7月2日 中国新聞社朝刊

仙台のいじめ自殺で提訴

 学校でいじめを受け、2014年9月に自殺した仙台市立館(やかた)中(泉区)1年の男子生徒=当時(12)日=の 遺族が1日までに、市や当時の同級生8人に計約5500万円の損害賠償を求めて仙台地裁に提訴した。6月30日付。
遺族の代理人弁護士が明らかにした。
市教育委員会などの調査によると、自殺の数力月前から「変態」と悪口を言われるなど継続的ないじめがあった。
遺族側は「自殺の原因は入学直後から始まったいじめで、同級生8人の関与の度合いが高かった」と主張している。
奥山恵美子市長は「訴状が届いていないのでコメントは差し控える」との談話を出した。
遺族側は提訴に先立ち調停を申し立てたが、今年6月に不成立となっていた。
遺族が公表を望まなかったとして、学校は当初、自殺した生徒について「転校した」と説明していた。
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