平成28年12月27日 朝日新聞大阪本社版
大阪府柏原市立堅下北中学校の男性教諭(39)が、顧問を務める部活動中に女子生徒の背中を無理に押し、全治3週間のけがを負わせていたことが関係者への取材で分かった。市教育委員会は教諭や学校側から事情を聴いている。教諭は昨年12月にも別の複数の生徒に体罰をしたとして、府教育委員会から6月に減給1カ月の懲戒処分を受けていた。
市教委などによると、教諭は今月4日、運動部の練習で女子生徒に座って前屈のストレッチをさせた際、額が床につくよう背中を無理やり押した。女子生徒は痛がったが教諭はやめず、左足の筋肉を負傷させた。教諭は現在、部活動の指導を自粛しているという。
市教委の松田成史学務課長は「(前回の処分から)半年にもかかわらず、生徒にけがをさせたことを重く受け止めている。大変申し訳なく、指導を徹底したい」と話した。(古庄暢)