令和4年8月17日 中国新聞デジタル

東広島の中2自殺、指導した教員に尋問 広島地裁

広島地裁

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2012年に広島県東広島市内の中学2年男子生徒=当時(14)=が自殺したのは学校側が安全配慮義務を怠ったのが原因などとして、両親が市などに約11700万円の損害賠償などを求めた訴訟の口頭弁論が17日、広島地裁であった。自殺当日に指導した教員の証人尋問があり、当時の状況などを語った。

訴状などによると、生徒は1年生の時から、複数の教員から厳しい指導を繰り返し受けた。12年10月の自殺当日、休憩時間に美術の教材で遊んでいたことを理由に教員4人から指導を受け、所属していた野球部の練習参加も禁じられた。精神的に追い詰められ、下校後に学校近くの公園で自殺した。市側は請求棄却を求めている。

この日は教員4人のうち2人が出廷。野球部で指導していた教員男性は練習参加の禁止について「(やったことを)振り返ってから参加してほしかった」と意図を説明。一方、1人でグラウンドにいる生徒に声を掛けるなどのフォローができなかったと述べた。遊んでいるのを注意した教員女性は「指導が自殺の原因だとは全く思わなかった」と証言した。

訴訟では今後、他の教員や両親の尋問も予定している。(堅次亮平)

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