中学生自殺市議会委員会で議論 NHK広島

去年10月、東広島市の中学2年生の男子生徒が複数の教師から指導を受けたあと自殺した問題について、13日、開かれた市議会の委員会で議論が行われ、生徒が1年生の時、学校側が3日間にわたって反省文を書かせていた「特別指導」に対して、疑問の声が相次ぎました。
この問題を巡っては、市の教育委員会が設置した調査委員会がことし9月、「自殺と一連の指導が関連していることは明らかだと思われる」とする報告書をまとめたものの、男子生徒の両親は、調査が不十分だとして再調査を求める陳情書を市議会に提出しています。これについて13日、開かれた市議会の文教厚生委員会では、生徒が1年生の時、学校側が3日間にわたって反省文を書かせていた「特別指導」について議論が交わされました。
「特別指導」では、生徒が教師の悪口を書いたとして3日間にわたり授業を受けさせずに、教室とは別の場所で反省文を書かせていたということです。
委員からは「男子生徒がやったことは本当に特別指導にあたることなのか」とか、「特別指導を行ったことが自殺の一因になったのではないか」などの疑問の声が相次ぎました。
これに対し教育委員会は、「学校の決まりの中で必要だと判断したと思うが、本人や保護者が納得できる指導が重要だ」と説明しました。
委員会を傍聴していた男子生徒の母親は、「議員のみなさんが真剣に考えて議論をして下さり感謝しています。学校で何があったのか真実が明らかになることを願っています」と話していました。
NHK NEW SWEB

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