平成29年9月1日中国新聞
聴取記録開示は不服
  東広島中2自殺で市が控訴

 2012年に東広島市の市立中2年の男子生徒=当時(14)=が自殺したのを受け、市教委が設置した調査委員会が生徒たちに実施したアンケートの原本や聴取記録打‥11件を不開示としたのは違法として、母親(51)が市に不開示決定の取り消しなどを求めた訴訟で、市は一部開示とした広島地裁の判決を不服として控訴した。市教委が31日、市議会文教厚生委員会で報告した。控訴は8月28日付。
 判決は、教職員への聴取記録1件の開示を命じ、他の10件の請求は退けた。市教委は、同記録について、関係する生徒や保護者の個人情報も含まれるとしたうえで「言動の一つ一つが開示されることで、教員が思い切った指導をするのが難しくなる」などと控訴の理由を説明した。
 男子生徒の母親も8月22日に控訴した。母親は「学校で何が起こったを知るため、調査前から開示を求め続けてきた。一方的に事実を隠され、納得できない。」としている。
(土井和樹)

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