1月17日(金) 東広島市議会 文教厚生委員会へ吉中元委員長が参考人として出席しました。
委員会では、[星になった少年]のご両親が提出した市長部局による再調査を求める陳情書の取り扱いについて市教委や[星になった少年]のご両親が参考人として呼ばれるなど審議が続いていました。
今回は、死亡にかかる調査委員会の吉中委員長が参考人として呼ばれ議員からの質問に答えた。
議員からかは、「かぼちゃで遊んでいたことが、どうしてこのような厳しい指導になったのか」という問いに関して、吉中元委員長は、「私も最初はそう思いました。誰でもそうだと思います。ですが、調べていくうちにどうしてこのような指導になったのか分かった。委員会は把握していますが、遺族には言えない」と答えた。
傍聴に訪れていたご両親は、少しでも息子について吉中元委員長より情報が得られることを期待していましたが、残念だと話していた。
事実を明らかにしないのであれば、何の為に調査員会は設置され調査したのであろうか?遺族の想いに応えるべく設置されるはずの委員会がこのような回答で良いのだろうか・・・。
この日の委員会の最後に、当陳情書を請願書と同等の取り扱いにするか6名の議員により多数決がとられ、陳情書のまま所管事務調査を続けることとした。
生徒“指導死” 再調査を訴え NHK広島
去年10月、東広島市の中学2年生の男子生徒が複数の教師から指導を受けたあと自殺をした問題で、男子生徒の両親が22日、市議会の委員会に出席し、生徒“指導死” 再調査を訴え「学校で何があってなぜ息子が死ななければならなかったのか明らかにしてほしい」と述べ、再調査を訴えました。
この問題をめぐっては、市の教育委員会が設置した調査委員会が先月、「自殺と一連の指導が関連していることは明らかだと思われる」とする報告書をまとめたものの、男子生徒の両親は、調査が不十分だとして再調査を求める陳情書を市議会に提出していました。
これを受けて男子生徒の両親は22日、市議会の文教厚生委員会に参考人として出席しました。
この中で両親は調査委員会の報告書について、▼生徒に行われていた指導の実態が明らかにされていないことや、▼生徒や保護者へ行った聞き取りやアンケートの結果が反映されておらず、再発防止につながらないと指摘しました。
そのうえで両親は、「あの日から時計が止まったままで息子の死と向き合うことができない。学校で何があり、なぜ死ななければならなかったのか、再調査を切に願います」と訴えました。
これに対して議員からは、「長い間の指導が蓄積した結果だと考えられ、そこに注目しないといけない」とか、「教育委員会は積極的に動かなければならない使命がある」といった意見が出されました。委員会では今後、教育委員会から意見を聞くなどして審議を進めることにしています。
10月22日 16時08分 NHK NEW SWEB
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「第三者委で再調査を」 両親、市議会委で訴える
毎日新聞 2013年10月23日 地方版
東広島市の中学2年の男子生徒(当時14歳)が昨年10月、教師から叱られた後、自殺した問題で、生徒の両親が22日、市議会文教厚生委員会に参考人として出席した。両親は、「自殺の予見は困難」などとした調査委員会の報告書の問題点を指摘。独立性、公平性、中立性を保った第三者委の設置・再調査や、報告書の一般公開を求めた。
両親は、授業に出席させず、別室で反省文を書かせる「特別指導」が以前からあった▽「死にたい」などのSOSは以前から出ていた▽教員へのアンケート回収率が低く、生徒への聴取も不十分−などと指摘し「なぜそのような指導が行われたのか背景を特定しなければ再発を防げない」と訴えた。また報告書の一般公開も求めた。文教厚生委は市教委の担当者を呼び、来月13日に委員会を開き審議することを決めた。
男子生徒は昨年10月29日、複数の教員から注意され、所属する野球部の練習に参加させてもらえず下校。近くの公園で自殺した。調査委は市教委が設置し、先月報告書をまとめた。「指導と自殺に関連性があるのは明らか」としたが「自殺を予見するのは困難だった」と結論付けている。
両親は報告書が再発防止につながらないとして、市議会に第三者委員会による再調査を陳情している。父親(44)は「事実を本当に明らかにするため新しい調査委が必要。また公開することで児童心理士など専門家や親に、これでいいのかしっかり見ていただきたい」と訴えた。【加藤小夜】
東広島の中2自殺 市議会委、陳情書を協議
東広島市の市立中2年男子生徒=当時(14)=が昨年10月に自殺した問題で、市議会文教厚生委員会は17曰、臨時委員会を開き、遺族から出された再調査などを求める陳情書の扱いを協議した。
委員8人のうち7人が出席し、臨時委員会を再度開き、まず市教委の受け止めを聞く機会を設けると決めた。
地方自治法に基づき強い調査権限を持つ特別委員会(百条委員会)を設置するべきだとの意見も挙かっていた。
この問題について、市教委が外部委員からなる委員会に調査を委嘱。調査委は今月、市教委に報告書を提出したが、事前に内容を示された遺族が納得できないとして再調査を求めている。
市議会の申し合わせでは、提出された陳情書は担当委員会の委員に配布されるだけで終わるが、今回は事態を重く受け止め、臨時委員会を開いた。
(新谷枝里子)中国新聞(2013年9月18日)
東広島の中2自殺 市教委へ厳しい声 遺族は再調査陳情書
東広島市教委の委嘱を受けた調査委員会が4日に報告書を提出した市立中2年男子生徒=当時(14)=の自殺問題で、5日あった市議会文教厚生委員会では、市議から市教委の姿勢を問う厳しい声が相次いだ。遺族は再調査を求める陳情書を提出した。
市教委は報告書について、教諭による指導と自殺の関連を認める内容とし、教諭の連携強化などについて提言を受けたと説明した。
市議からは「死を風化させないため、今後も検証し続けるという姿勢を示してほしい」「何を変えていかなくてはいけないのか、会見などで市民に説明すべき」などの意見が出た。
遺族は、現在の報告書では不十分として開会中の市議会に陳情書を提出。再調査の計画の有無について、木村清教育長は「現在の報告書を真摯に受け止め、再発防止に努めたい」と繰り返し、明言をしなかった。`
市教委や学校によると、男子生徒は昨年10月29日、美術の授業で使ったカボチャで遊んでいたことをきっかけに計4人の教諭から指導を受け、所属する野球部の練習参加も禁じられた。下校後も帰宅せず、近くの公園で見つかり、死亡が確認された。
(新谷枝里子)中国新聞(2013年9月6日)