平成28年1月26日 朝日新聞

「いじめで自殺」訴訟で和解成立 浜松の中2遺族ら

浜松市立中学2年生だった片岡完太君(当時13)が2012年に自殺したのはいじめが原因として、両親が同学年の生徒だった11人や市に計約6400万円の損害賠償を求めた訴訟は25日、静岡地裁浜松支部(古谷健二郎裁判長)で和解が成立した。被告側が解決金計495万円を支払う。

和解の文書によると、地裁支部は、片岡君が被告を含む複数の生徒から12年2月以降いじめを受け、最終的に同年6月に自殺したとする一方、法的な因果関係を確定したものではないとした。支部は昨年3月、和解を提案。和解条項に基づいて25日、被告である当時の生徒らが謝罪し、市教育長らは遺憾の意を表明した。

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