平成28年12月24日 中国新聞社

青森市立中2年の葛西りまさん(13)が8月にいじめ被害を訴えて自殺した問題で、事実関係を調査する市教育委員会・いじめ防止対策審議会の櫛引素夫会長は23日の記者会見で「相当に乱暴な言葉で、りまさんを不快にさせる行動が断続的に存在した。いじめがあったと認定できる」と述べた。
櫛引会長轄111月の記者会見で、いじめの存在は「極めて濃厚」と発言。その後の追加調査で、いじめがあったことは間違いないと判断したという。自殺との因果関係については「精査中」と述べた。報告書は年度内にもまとめるとしている。
櫛引会長によると、審議会は同級生ら延べ120人から聞き取りをしたほか、りまさんのスマートフォンを調査。りまさんが昨年の夏休み前ごろから、校内や無料通信アプリLINE(ライン)などで「死ね」「きもい」などと言われていたことを確認した。
りまさんは今年8月、列車に飛び込んで亡くなり、スマホには悪口が「もう耐えられない」と記したメモが残されていた。

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