平成29年6月6日NHK仙台放送局

全校調査 いじめは毎日のように

ことし4月、仙台市の中学2年の男子生徒が自殺し、いじめや体罰を受けていたことが明らかになった問題で、男子生徒へのいじめの実態を解明するため全校生徒に実施したアンケート調査の結果がわかりました。
この中では、具体的な複数の生徒の名前や部活動名を挙げながら、毎日のようにいじめが繰り返されていた実態が記入されていて、教育委員会は第三者の調査委員会を設置して事実関係の確認を進めることにしています。
ことし4月、仙台市の中学2年の男子生徒が休み時間に学校を出てマンションから飛び降りて自殺し、その後、机に『死ね』と書かれたり、ほおを叩かれたりするなどのいじめを受けていたほか、教諭から体罰を受けていたことが明らかになっています。
これを受けて、教育委員会はいじめの実態を解明するため、男子生徒が通っていた中学校の全校生徒を対象にアンケート調査を行い、その結果がわかりました。
この中では、「『臭い』『こっちに来るな』などと毎日のように悪口を言われ、言い返すこともなく、トイレの前で1人で座っていた」とか、具体的な複数の生徒の名前や部活動名を挙げながら、「5、6人からほぼ毎日、悪口を言われていた」などと、いじめの具体的な実態が記入されています。
また、「菌扱いされていた」とか、「消しゴムのかすを髪の毛に乗せられていた」などといういじめの内容や、自殺した当日の様子について、「朝は顔色が悪くてフラフラしていた」という記入がありました。
仙台市教育委員会は第三者の調査委員会を設置して事実関係の確認を進めることにしています。
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20170606/4027951.html

シェアShare on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedIn

Post Navigation