平成28年11月19日 神戸新聞

学校事故の対応改善を 神戸の団体、文科省に要望

 担当者に要望書を手渡す「全国学校事故・事件を語る会」の内海千春代表世話人(左)=東京都千代田区

担当者に要望書を手渡す「全国学校事故・事件を語る会」の内海千春代表世話人(左)=東京都千代田区  

 神戸市などで活動する民間団体「全国学校事故・事件を語る会」のメンバーが18日、東京の文部科学省を訪れ、同省が3月に公表した「学校事故対応に関する指針」の改善に向けた要望書を提出した。

 事実を明らかにし、誠実に対応する基本理念の明示▽保護者の知る権利や被害者の教育を受ける権利を保障する支援策▽事後対応するコーディネーターの制度規定-などを求めている。

 併せて、子どもの自殺が起きた際の対応指針作成も申し入れた。

 代表世話人の内海千春さん(57)=兵庫県たつの市=は、会見で「学校や行政が得たすべての情報を被害者側も共有できるようにすべき。要望を反映させてほしい」と話した。(佐伯竜一)

 

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