宝塚市 いじめの再発防止策案

令和2年10月08日付 NHK神戸放送局

4年前、宝塚市の女子中学生がいじめで自殺した問題を受け、市は、およそ30項目からなる再発防止策の素案をまとめました。
いじめの早期発見に向けて、学校内などでの情報共有の仕組みづくりを徹底するなどとしています。
4年前、宝塚市で当時中学2年の女子生徒がマンションから飛び降りて自殺した問題では、市の調査で、いじめに関する情報提供があったにもかかわらず、教員らが適切に対処していなかったことが明らかになっています。
これを受けて、宝塚市は再発防止策の素案をまとめ、この中では「救えたはずの命を守れなかったことを胸に刻み、教育を一から見直す」として、およそ30項目の対策が盛り込まれています。
具体的にはSOSに早期に気付くために、いじめについてのリーフレットを生徒や保護者に配布するほか、教員がカウンセリングなどを学ぶ機会を設けるとしています。
さらに、生徒などへのアンケート調査を毎年行い、いじめ事案が発生した場合に教員どうしや教育委員会との情報共有を図るルールを明確化するとしています。
さらに、今回、部活動でのいじめも繰り返されていたことから、部活動の実態について大規模なアンケート調査を行い、分析結果を「白書」としてまとめるとしています。
宝塚市は今後、再発防止策を決定し、各学校に周知することにしています。

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