平成29年10月28日毎日新聞
宮崎中1自殺 いじめと関係あり…第三者委が報告書

 宮崎市立中学1年の男子生徒がいじめを示唆するメモを残して2016年8月に自殺した問題で、市教委が設置した第三者委員会が、同級生らによるいじめがあったと認めたうえで自殺との因果関係もあったとする調査結果を盛り込んだ最終報告書をまとめたことが27日、関係者への取材で分かった。
 市教委や関係者によると、男子生徒は16年8月31日に自殺。自宅から生徒が書いたとみられるメモが見つかり、同級生らの名前とともに「たたかれた」などの記載があった。
 このため、市教委は「重大事態の疑いを払拭できない」として16年9月から全校生徒へのアンケートや聞き取り調査を実施。弁護士や大学教授らでつくる第三者委を設置して調べてきた。今年8月にまとめた中間報告書は、最終報告書でいじめが複数あったことを認める方針を示したが、自殺との因果関係については不明としていた。【塩月由香】

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