平成30年11月15日付朝日新聞

新潟高1自殺で教諭ら処分 相談を3回受けたが対応怠る

学校にいじめの相談をしていた新潟市内の県立高校1年の男子生徒(当時15)が2016年11月に自殺した問題で、新潟県教育委員会は14日、生徒の担任だった30代男性教諭ら4人を減給の懲戒処分にしたと発表した。担任は減給10分の1(3カ月)で、すでに定年退職した当時の校長も減給3カ月相当と判断し、減給分の寄付を要請した。

減給処分はほかに当時の教頭と副校長と生徒指導副部長。当時生徒指導部長だった40代の男性教諭ら2人を口頭訓戒処分、遺族への対応が不十分で管理監督責任があったなどの理由で教育長ら当時の県教委側の4人も文書訓戒や厳重注意の処分とした。

県教委は担任の処分理由について、生徒から3回相談を受けていたのに調査が不十分で、管理職に報告を怠ったなどとした。第三者委員会は今年9月、生徒へのいじめがあったと認定し、担任や学校の対応が自殺に影響を与えたと指摘した。

シェアShare on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedIn

Post Navigation