平成29年8月9日河北新報
<仙台中2自殺>奥山市長「再調査機関」諦めず

 仙台市泉区の南中山中2年の男子生徒=当時(14)=が昨年2月に自殺した問題の再調査機関の設置について、奥山恵美子市長は8日の定例記者会見で「今の時点で困難だとはっきり諦めたということではない」と述べ、21日までの任期中に設置する可能性に言及した。
 奥山氏は再調査機関の構成に当たり、遺族推薦のメンバーを反映させる方針。「最終的な人選は固まりつつある。
あとは書類上の確認作業などだ」とし、発足を急いでいる状況を説明した。
 新機関の初会合時期は次期市長の郡和子氏と週内に会い、意向を確認して判断する考えを示した。これまでの会見では「私の在任中にこだわるのがいいのか、新市長の下で始めるのがいいのか、立ち止まるべきだと思っている」と述べ、郡氏の就任後となる可能性を示唆している。

シェアShare on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedIn

Post Navigation