平成29年2月15日河北新報

<南相馬中2自殺>父「いじめ生徒 特定を」

 福島県南相馬市の市立中2年の女子生徒(14)が自殺した問題で、生徒の父親(41)が14日、河北新報の取材に応じた。女子生徒は生前いじめ被害を訴えており、父親は「加担した生徒全員を特定してほしい」と学校の対応を求めた。
女子生徒は11日夜に自宅で自殺しているのが見つかった。当日は変わった様子がなく、夕食も家族で普段通りに取ったという。父親は「既に死を覚悟していたのだろう。胸中に気付いてあげられなかった。娘に謝りたい」と語った。
父親がいじめ被害を知ったのは今年に入ってから。学校からの連絡がきっかけだった。男子生徒に故意に体をぶつけられたり、集団で「汚れる」などの言葉を掛けられたりしたという。
女子生徒は校内で孤立していた様子はなく、自宅で友人と遊ぶこともあった。父親は「10人程度が嫌がらせをしたと聞いている。なぜ娘が対象になったのか分からない」と話した。近く中学校で加害生徒、保護者と話し合うという。

シェアShare on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedIn

Post Navigation