平成28年3月16日朝日新聞宮城版
仙台市、いじめ公表のガイドライン策定へ
仙台市泉区の市立中学1年の男子生徒がいじめを受けて自殺した問題をめぐり、奥山恵美子市長は15日の会見で、いじめ問題の公表に関するガイドラインを来年度にも策定する考えを明らかにした。
この問題では市教育委員会が、ほかの生徒や保護者に男子生徒の死を1年近く伏せたまま、第三者委員会による調査を進め、批判が相次いだ。奥山市長は「ガイドラインをつくることが、教訓を未来にいかすことになる」と話した。
市教委は、今月中にも第三者委からの調査報告を受け、公表の方法や時期、調査の進め方などについて、第三者を交えて議論するという。(船崎桜)