平成28年4月15 河北新聞

<仙台いじめ自殺>加害生徒全員 いじめ否定

  仙台市泉区の館中1年の男子生徒=当時(12)=が2014年9月、いじめを苦に自殺し、遺族が市と加害生徒7人に責任の所在確認などを求めた調停が14日、仙台簡裁であり、加害生徒側全員がいじめを否定し、法的責任について争う姿勢を示した。
 遺族側の代理人によると、遺族側は時系列で複数の行為をいじめと指摘したのに対し、加害生徒側は
「いじめではない」と反論。市側はいじめと自殺の関連を認める一方、学校は自殺を予見できず、賠償責任を負うまでには至らないと主張したという。
 自殺した生徒の父親は調停後、記者会見し「いじめがなかったのなら、なぜ息子は亡くなったのか。

それを解明せず、話し合いで終わることはない」と述べた。6月の次回調停を踏まえ、訴訟の提起を検討する。
 生徒の自殺を巡っては、市教委第三者委員会のいじめ問題専門委員会が3月、日常的ないじめが自殺に
つながったと結論付ける答申書を大越裕光教育長に提出。学校は認識のずれを修正できず、生徒の自殺に至ったと指摘していた。
 2月の第1回調停は加害生徒側の大半が欠席し、実質的な協議は今回が初めて。調停は非公開で約2時間
行われた。
 申し立てによると、男子生徒は14年4月に館中に入学。同学年の男子生徒から仲間外れや悪口、からかい
などのいじめを繰り返し受け、同年9月に自殺した。

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