平成30年12月27日付朝日新聞岩手版

バレー部員自殺、第三者委6人決まる 来月に会合

バレーボール員自殺

記者会見する高橋嘉行・県教育長

県立高校の男子バレーボール部員だった新谷翼さん(当時17歳)が今年7月に自殺した問題で、県教委は26日、顧問の指導に行き過ぎがなかったか調査する第三者委員会の初会合を1月6日に開くと発表した。

委員は6人で臨床心理士や精神科医、スポーツ教育学など教育研究者のほか弁護士が務める。遺族が指名した委員は採用しなかったが、高橋嘉行教育長は委員について「部活動の指導死や体罰・暴言などに詳しい。中立公正な調査をお願いしたい」と話した。

県教委は当初、年内の初会合をめざしていたが、人選や日程調整で開催が遅れた。第三者委は月2回ペースの会合を開催するが、年度内に結論を出すのは難しい状況だという。

新谷さんの父聡さん(51)は「人選は発表直前まで知らされなかった」と指摘。その上で「第三者委には公平公正な調査で真実を明らかにしてほしい」と話した。(渡辺朔、加茂謙吾)

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