平成28年2月26日NHK
“いじめを苦に自殺” 同級生を暴行容疑で書類送検
去年7月、岩手県矢巾町で中学2年の男子生徒がいじめを苦に自殺したとみられる問題で、警察は男子生徒に暴行を加えていたとして、当時14歳の少年を書類送検し、当時13歳の少年を児童相談所に通告しました。2月26日付NHK
去年7月、岩手県矢巾町の中学2年の男子生徒がJR東北線の矢幅駅で列車にはねられて死亡し、担任の教諭とやり取りする生活記録ノートに、いじめをうかがわせる内容を書き記していたことから、いじめを苦に自殺したとみられています。 警察は、いじめを受けていたという父親からの告訴を受け、同級生や教職員から事情を聞くなどしてきました。その結果、当時14歳の同級生の少年が男子生徒の胸ぐらをつかむなどしたとして、暴行の疑いで書類送検し、当時13歳で刑事処分の対象とならない別の同級生の少年を、男子生徒の頭を机に押さえつけたとして、児童相談所に通告しました。 男子生徒の中学校は、去年7月に調査報告書を取りまとめ、「机に頭を押さえつける」など6件の行為をいじめと認定し、「自殺の一因と考えられる」と結論づけています。 これについて、死亡した男子生徒の父親は「警察の捜査で、息子に対するいじめのすべてが明らかになったわけではない。中学校で何があったのかを専門家による町の第三者委員会でしっかり調査してもらいたい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160226/k10010422881000.html