令和5年2月13日 中国新聞デジタル

東広島の中2自殺訴訟 市、暴力的指導認め遺族に謝罪へ 和解金1000万円支払う方針

市長「早期に解決すべきと判断」

東広島市役所

東広島市役所

2012年に広島県東広島市立中2年の男子生徒=当時(14)=が自殺したことを巡り、両親が市などに約11700万円の損害賠償などを求めた訴訟で、和解方針を示している市が教員たちによる暴力的な指導があったと認めて遺族側に謝罪し、和解金1千万円を支払う方針であることが13日、分かった。市が市議会定例会に関連議案を提案した。

訴状などによると、生徒は1年生の時から、複数の教員から厳しい指導を繰り返し受けた。12年10月、教員4人から指導を受けるなどした後、下校途中に学校近くの公園で自殺した。遺族側は15年6月に提訴。広島地裁は今年1月に和解案を提示し、原告、被告側双方が受け入れる考えを示している。

議案などによると和解条項には、机を蹴るなど生徒への暴力的な指導などがあったことを市が認め、謝罪することが盛り込まれている。教員の不適切な指導で子どもを死に追い込む「指導死」の再発を防ぐため、市が教員研修などに最大限努めることも定めている。

高垣広徳市長は和解案を受け入れる方針について、遺族たちの長期間の心痛への考慮などに触れ、「早期に解決するべきだと判断した」としている。(教蓮孝匡)

 

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