令和5年2月8日 中国新聞デジタル

東広島中2自殺訴訟 市、遺族と和解方針

2012年に東広島市立中2年の男子生徒=当時(14)=が自殺したのは教員による不適切な指導など 「学校側が安全配慮義務を怠ったことが原因」として、両親が市などに約1億1700万円の損害賠償などを求めた訴訟で、市は7日、遺族と和解する方針を決めたと発表した。和解条項には、市が教育現場での不適切指導の再発防止に努めることなどが盛り込まれる見通し。

地裁が1月に和解案を提示していた。遺族側も案を受け入れる考え。市は13日開会予定の市議会定例会に、和解に応じるための議案を提案する方針。可決されれば、3月3日に広島地裁で和解が成立する見通し。市教委は「市議会の議決前のため、コメントは控える」とする。

訴状などによると、男子生徒は1年生の時から、複数の教員から厳しい指導を繰り返し受けた。12年10月の自殺当日、休み時間に美術教材のカボチャで遊んだことを理由に教員4人から指導を受け、所属していた野球部の練習参加も禁じられた。精神的に追い詰められ、下校後に学校近くの公園で自ら命を絶った。遺族側は15年6月に提訴した。(教蓮孝匡)

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