令和4年11月7日 中国新聞デジタル
東広島の中2自殺訴訟 和解協議を継続へ
広島地裁
2012年に東広島市立中2年の男子生徒=当時(14)=が自殺したことを巡り、両親が市などに約1億1700万円の損害賠償などを求めた訴訟の和解協議が7日、広島地裁であった。和解する場合の具体的内容について、引き続き話し合う。協議終了後に双方が明らかにした。次回協議は12月を予定する。
訴状などによると、生徒は12年10月、教員4人から指導を受けるなどした後、下校途中に学校近くの公園で自殺した。訴訟で、原告側は教員による不適切な指導など「学校側が安全配慮義務を怠ったことが自殺の原因」などと主張。被告側は「指導は教育的効果を見込んだ適切なもの」などと反論している。9月末の証人尋問後、同地裁が双方に和解協議を投げかけた。