【9月29日付 京都新聞】

滋賀県高島市内の中学校で昨年5月、当時中学2年の男子生徒が同級生によるいじめが原因で校舎3階の窓から転落し重傷を負った事故で、同市議会は28日開いた9月定例会本会議で、市がいじめを防ぐ措置を怠ったことを認め、400万円の損害賠償を生徒側に支払う議案を可決した。市教委によると、生徒側も同条件で和解することですでに合意しており、和解が正式に決まった。
学校が昨年11月にまとめた調査報告書などを踏まえ、市は男子生徒が複数の生徒から継続的にいじめを受けていた上、事故当日のいじめをきっかけに転落したと判断し、生徒側への賠償を決めた。

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