平成28年11月19日 中国新聞社
対応策議会に報告へ
府中町中3自殺で県教委
文教委が集中審議方針

広島県府中町の府中緑ケ丘中3年男子生徒が誤った万引記録に基づく進路指導後に自殺した問題で、県教委は18日、町教委が設けた弟三者委員会の報告書を踏まえ、再発防止策などの対応をまとめて県議会文教委員会に報告する考えを示しに。
この日の委員会で、岩下智伸氏(民主県政会、安芸郡)が再発防止に向けた今後の取り組みについて、県教委による正式な報告と文教委での集中審議を求めた。県教委の佐藤隆吉次長は「学校の問題としてやるべきこと、県全体でやるべきことを整理して出したい」と答えた。
文教委は県教委の報告を受けて、集中審議を開くことを決めた。報告の時期は未定という。終了後、山下智之委員長(自民議連、廿日市市)は「議会としても
懲心的に議論する必要がある」と述べた。
第三者委の報告書は、同中の指導の問題に加え、不適切な指導実態を県教委が十分に把握していなかったことを課題として指摘している。
(明知隼二)

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