平成28年11月18日 中国新聞社

町「再発防止に責任」
府中の中3自殺遺族側に回答

広島県府中町の府中緑ヶ丘中3年男子生徒=当時(15)=が誤った万引記録に基づく進路指導後に自殺した問題で、町は17日、学校設置者としての責任の取り
方について回答を求めていた遺族側の代理人弁護士の武井直宏弁護士に、再発防止に取り組むことが責任とする文書を届けた。
武井弁護士によると、文書はA4判2枚。町教委に学校支援室(仮称)を新設し、全教員が今回の事案を課題として受け止めると記されていた。遺族への今後
の具体的な対応は「誠実に話し合いをしていきたい」としているという。
佐藤信治町長宛てに、7日付で送った申し入れ書では、遺族にいつどのような形で責任を果たすのか具体的に回答するよう求めていた。武井弁護士は「法的な
責任の取り方について踏み込んだ回答がなかったのは残念だ。遺族の意向を確認する」としている。
(有岡英俊)

シェアShare on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedIn

Post Navigation