平成29年12月24日河北新報

<仙台中学生自殺>教員30人聞き取りへ 日程など固まる

仙台市青葉区の折立中2年の男子生徒(13)が教諭から体罰を受けた上、いじめを訴えて4月に自殺した問題で、原因究明や再発防止の提言をする市教委の第三者機関「いじめ問題専門委員会」は23日、関係教員への聞き取り調査の日程や方法を固めた。  調査は来年1月中旬に開始する。担任や教科担当の関係教員、生徒が通っていた小学校の教員ら計約30人が対象。委員8人を2、3人の

チームに分け、それぞれ教員1人と面談し、生徒の人柄や人間関係などを聞き取る。2月中をめどに終える。  2年生全員と部活動で関係のあった生徒計約100人への聞き取りは、了解を得た場合に限って保護者同伴で行う。年明けにも協力依頼書を送付する。了承が得られれば、遺族への聞き取りもする方針。  会合は冒頭以外、非公開で行われた。川端壮康委員長は終了後「聞き取りは、公正中立な立場で客観的事実に基づき行う」と話した。

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