2020年10月13日付朝日新聞

 中1自殺、元担任に訓告相当 いじめの訴え伝えず暴言も

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大阪市役所=大阪市北区
 大阪市立中1年の男子生徒(当時12)が2018年に自宅マンションから転落死し、市の第三者委員会がいじめなどで「衝動的に自殺したと考えられる」とした事案で、市教育委員会は12日、30代の元学級担任の男性教諭=18年5月に依願退職=を文書訓告相当と判断したと発表した。50代の当時の校長は9月10日付で文書訓告にした。

第三者委は今年3月、いじめと自殺の因果関係を認め、学校の対応が不十分だったとする報告書を公表していた。

市教委によると、元担任は、生徒がいじめを訴えたアンケートを管理職に伝えなかったうえ、「メガネつぶしたろか」と生徒に暴言を吐いていたという。

校長についてはいじめの未然防止ができなかったなど管理監督責任があるとした。(長富由希子)

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