平成28年3月16日NHK秋田放送局

高校でいじめか 第三者委が調査

 

県北部の高校で深刻ないじめがあった疑いがあるとして、県教育委員会は弁護士などで作る第三者委員会に調査を依頼しました。
これは、15日、開かれた県議会の教育公安委員会で県教育委員会が報告しました。
それによりますと、去年3月、教育委員会に匿名の電話で、県北部の高校の名前をあげて、
「いじめがあるようなので調べてほしい」という情報提供があり、教育委員会は学校に事実関係の調査を指示しました。
この学校ではその2か月ほど前に女子生徒が部活動でいじめられているという保護者からの
相談を受け、学校が聞き取りなどを行いましたが、いじめとは判断していませんでした。
その後、教育委員会からの指示を受けて学校の調査が行われていた最中の去年9月、女子生徒
の保護者から、教育委員会に「いじめが続いている」という相談があったということです。
生徒は「うつ状態」と診断されたということで、教育委員会は「いじめ防止対策推進法」にもとづいて、
深刻ないじめが疑われる「重大事態」にあたると判断しました。
その上で、弁護士や精神科医などで作る第三者委員会「県いじめ問題調査委員会」に去年12月、
調査を依頼しました。調査委員会による調査が行われるのは、「いじめ防止対策推進法」が3年前に施行されてから初めてです。
調査報告書は、早ければ今月中にも提出される見込みで、県教育委員会は「学校の初期対応に
問題があったと認識している。女子生徒と保護者には、解決に長い時間がかかっていることをおわびしたい」としています。

http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6013703941.html?t=1458083399141

 

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