平成28年3月24日中国新聞より

第三者委員きょう決定
府中町中3自殺 5人月内初会合へ

 

広島県府中町立府中緑ヶ丘中3年男子生徒=当時(15)が昨年12月、誤った万引記録に基づく進路指導後に自殺した問題で、町教委が24日、原因究明などのため設ける第三者委員会の委員5人を決定することが、23日分かった。初会合
は月内に開く予定でいる。
町教委は、県臨床心理士会▽広島弁護士会▽日本生徒指導学会▽広島大▽日本キャリア教育学会-の5団体に委員の推薦を依頼。24日の町教委定例会で推薦された5人を承認し、委員に委嘱する方針。町教委によるとヽ男子生徒の家族側に
報告しているという。
初会合では委員長を互選。高杉良知教育長が①問題の背景と原因究明②解決のための措置③学校と町教委の対応Iなどを諮問する。第三者委は必要に応じて中聞報告を出し、最終答申をまとめる。同中が今月、全校生徒を対象にしたアン
ヶートなどの資料も提供される。
一連の問題をめぐっては、同中は2月末、指導用資料のずさんなデータ管理や配慮を欠いた指導などが重なり「学校としての責任があった」と結論付ける調査報告書をまとめた。町教委は学校内の調査を先行させたものの、報告書につい
て「不十分な点はある」と指摘。第三者委に真相究明を委ねる考えを示していた。
(府中町進路指導問題取材班)

シェアShare on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedIn

Post Navigation