平成28年3月25日中国新聞より

府中町中3自殺

第三者委、31日会合

広島大教授ら委嘱へ

広島県府中町立府中緑ケ丘中3年男子生徒=当時(15)=が昨年12月、誤った万引記録に基づく進路指導後に自殺した問題で、町教委は24日、原因究明のために設ける第三者委員会の初会合を31日に開くと明らかにした。委嘱する委員5人も
決定した。(府中町進路指導問題取材班)
委員は、古賀一博・広島大大学院教授=同大推薦▽阿形恒秀・鳴門教育大教職大学院教授=日本生徒指導学会推薦▽川崎友嗣・関西一大社会学部教授=日本キャリア教育学会推薦▽村上雅彦・広島ファミリールーム所長=広島県臨床心理士会
推薦▽中田憲悟弁護士=広島弁護士会推薦-の5人。
町教委が各団体から推薦を受け、24日の定例会で承認した。
第三者委の正式名称は「町学校運営等についての調査検討委員会」。町教委は第三者委に対し、自死の背景と原因究明▽学校と町教委の対応検証▽再発防止策-などを諮問する。答申の期限は設けない。
定例会後の記者会見で、高杉良知教育長は「設置が遅くなり、遺族には申し訳ない。これまでの学校と町教委の調査で不十分な面を一掘り下げて原因を究明して’もらい、提言をいただきたい」と述べた。

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