【11月14日付 河北新報】

仙台市泉区の館中1年の男子生徒=当時(12)=が昨年9月、いじめを苦に自殺した問題で、市教委の大越裕光教育長は13日、義家弘介文部科学副大臣と5日に会談した内容を定例教育委員会で報告した。
大越教育長は、義家氏から男子生徒の自殺を早期に公表すべきだったと指摘され、遺族への謝罪など加害生徒を指導するよう求められたと説明。「(いじめ自殺は)原則公開だが、遺族の説得が難しい場合は文科省に相談したり、第三者に仲介を依頼したりと工夫や努力の必要があると助言された」と述べた。
委員からは問題発生後の市教委と文科省との連絡状況について質問があり、市教委は「昨年9月の発生後とことし8月の公表時に2回報告したが、特に指導はなかった」と答えた。
公表の判断基準をめぐり、大越教育長は「遺族の考えが大部分を占め、総合的に判断する。
難しい事案は文科省に相談したり教育委員と協議したりし、抱え込まないことが大事だと受け止めた」と語った。

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