平成29年7月5日河北新報
<仙台中2自殺>今月中にも再調査開始

 仙台市泉区の南中山中2年の男子生徒=当時(14)=が昨年2月に自殺した問題を巡り、奥山恵美子市長は4日の定例記者会見で、いじめ防止対策推進法に基づく再調査を月内にも開始する意向を示した。
 奥山市長は「7月中を第1希望に鋭意(準備を)進めている」と述べ、再調査機関の構成員などについて遺族の要望を踏まえて検討していることを説明した。
 青葉区の折立中2年の男子生徒(13)が教諭に体罰を受けた上、生徒からのいじめを訴えて自殺した問題を調べる市教委第三者委員会については、「私の下でスタートさせたい」と、8月下旬の市長任期満了までに調査を始めるとした。
 体罰の実態などを調査するため、市長部局に新設する第三者機関にも言及し、「委員構成の具体案を詰めているが、まずは南中山中の事案の再調査を優先して進めたい」と述べた。

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