17年・中1自殺で第三者委設置へ 東京・昭島市、いじめとの関連調査

令和2年6月26日付毎日新聞

東京都昭島市で2017年、市立中学1年の女子生徒が自殺した事案があり、同市の山下秀男教育長は25日、いじめとの関連を調べるため、いじめ防止対策推進法に基づく第三者委員会を設置する考えを明らかにした。生徒の遺族が6月、文書で設置を申し入れていた。

この日開かれた市議会厚生文教委員会の協議会で、山下教育長が設置方針を報告した。設置時期などは明らかにしていない。

市教委によると、生徒は17年10月に自宅で自殺を図り、同年12月に亡くなった。生徒は同年4月の学校のアンケートで、いじめの有無について「ない」と答える一方、受けているいじめの内容を選択式で答える設問では「悪口を言われている」に丸印を付けていた。いじめが疑われるにもかかわらず、市教委は生徒の自殺後、同法が定める「重大事態」と認定せず、詳しい調査をしていなかった。【黒川将光】

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中1女子生徒、東京・昭島

令和2年6月23日付京都新聞

東京都昭島市で2017年に自殺した市立中1年の女子生徒=当時(13)=の遺族が、自殺と学校でのいじめとの関連性が強く疑われるとして、同市教育委員会に第三者委員会での調査を求めている問題で、学校側が生徒に関して内部調査した記録などが、現時点で校内から見つかっていないことが23日、学校への取材で分かった。

文部科学省は「再発防止のためにも、一定期間保管や引き継ぎがされることが望ましい」として、5年間を目安に保管を推奨している。

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